ピアノ:イキ過ぎたお手入れ

 いつもミュートをかけて弾く都合、ここ最近はフェルトに穴が空いて音が大きくなっていた。姉のときから15年、なかなかのご苦労で。
 自宅マンションのお隣に新しい方が入居されたこともあり、フェルトを交換しようと企図。だが姉が使わなくなってからというもの、飾りのような存在にされ、自分が雑談相手にするだけだったこのピアノ。何万円かの費用を払って頼んでまで維持する価値がないと判断され、近年は調律を怠っている。
 ネットで、専用のフェルトを探したものの、一般人にはお取り寄せが難しい模様。なら自分で、と考えたのが運のつき。以下、その顛末。
(1) ミュートフェルトとその支柱を取り出す。
(2) 3枚のフェルトのうち中音・高音の傷んだ2枚をカッターで剥ぎとるようにして金属部と分離。
(3) 手芸店で購入したフェルト2種(幅45×厚2mmと幅40×厚1mmだと思う)を剥がしたフェルトに合わせ裁断、ボンドで接着し洗濯バサミで固定。
 低音→既存+2mm、中音→2mm+1mm、高音→1mm×2枚
(4) 気休めの防虫としてダニアースをフェルトに散布し乾燥し戻す。
(5) 弾く。
(6) 消音効果倍増で成功に見えたが、大失敗に気づく。
 フェルトがピアノ用でない安物だったため堅い→消音のため重ねる→より固くなり高音部では隣の弦まで軽く打つ→音が不鮮明→結局調律…?
※我が家のピアノと、ピアノを愛する全ての方に懺悔。まずないと思うが真似せぬよう提言。
リンク・コメント(0)
リンク・トラックバック:
コメント: