御礼：4500件のコメント

　気がつくとすごいことになっていることがある。
　長い間放置された生もの、借金、返信し忘れているメールなどだ。決して、びっくりするくらい貯まっている預金残高や、すっかり片づいたタスクだったりする試しはない。
　さて今回の事件は、更新も少なくアクセスも少ないこのサイトで、コメントが4500件もついてしまったこと。本人の知らない間に起きた一種の炎上だと思ってしまった。

　ずばり、スパム。

　28MBにも及ぶコメント欄はとかく重い。きっとその重さは、ピンポンダッシュの罪、勝手に人のものを使って気づかれないように戻しておく罪、現実逃避及び忘却の罪など、これまで私が犯してきた、さまざまな罪に匹敵すると思う。
　スパムがいつまでも表示されているのは好ましくない。大半は青少年に有害だと誰かが勝手に決めたポルノ関係のURLが貼られまくっている。
　そこで一括削除をしたのだが、誤った削除文を指定したため、きちんと投稿して頂いたものまで消してしまったかもしれない。こういうことは大抵実行ボタンを押したあとに気づく。あぁ、申し訳ない。５月以降のコメントはもう戻すことができないので、クレームはスパムの投稿元のお客様相談センターかどこかへ。
　スパム対策を考えていて一番困るのは、スパム以外のものとの線引きに失敗するパターンだ。正しく重要な情報まで誤ってスパムと判断してしまうことがある。迷惑メールフィルターでほしいメールが届かず気づいた時には締切を過ぎてしまったなんてことは何回もある。フリーメールを使っているとメールマガジンなどの受信で他の人がスパム報告をしてしまうと、自分まで影響してしまうケースがあるように思う。これは本当に勘弁して欲しい。
　スパムからどれだけの経済効果が生まれているのか分からないが、飛び交うメールの８割がこうした嫌がらせであるという。もっと楽しくなる嫌がらせをしてほしい。膝かっくんとか、かかと踏みとか。
※もっと楽しいスパムを。
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